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新和実業株式会社はガス浸炭炉用のCP演算器も取り扱っています

TEL. 0565−28−8822

〒471-0855 愛知県豊田市柿本町6丁目9番地11

ガス浸炭炉・焼入炉用 CP演算・制御器CP CONTROLLER

ガス浸炭炉・焼入炉でのCP値演算とエンリッチ制御(PID制御)を
1台の計器で実現します

UT75A カーボンポテンシャル演算機能付(/CPオプション付)
写真は昇温途中での表示・下段の数値はジルコニアOセンサの起電力(mV)表示
CP値が正常範囲内にあるとき,CP値は赤色から白色の表示に変化します
(上の写真は,連続ガス浸炭炉に複数台設置した事例での2台)

新和実業株式会社から御購入頂いた場合に限り,新和実業株式会社にて既設のCP演算器・エンリッチ制御器
との互換性を実現するために本器に導入する「ラダープログラム」の作成と導入まで行うことができます。

CpCalc搭載のペーパーレスレコーダ(記録計)の詳細はこちらから

新着情報

2023年4月27日  各社製CPコントローラの置き換えに対応します
         ジルコニアO2センサは各社の製品からの直接入力に対応します(UT75Aの入力インピーダンス
        10MΩの補助入力端子に直接接続します)。
        UT75Aのラダープログラムの機能を利用し,置き換え前のCP演算器・制御器と警報出力,
        コントロールモータ制御など,交換前の機種と互換性を持たせることができます(PLC等追加
        は不要です)。
        現在お使いの機種と互換性を持たせるためのラダープログラムの設定等は新和実業株式会社
        が行います。
        計器のパネルカット寸法が異なる場合,制御盤取付用の当て板が必要になりますが,これも
        合わせて製作可能です。
        詳しくは弊社までお問い合わせ下さい。



主な用途・特徴

1台で炉内雰囲気ガスのCP値演算とエンリッチ制御に対応する制御用計器です。演算のみもできます。

高度な演算命令を搭載

演算式は、新和実業株式会社からご提供しているCpCalcと同一です。
  入力されるデータが同じであれば、机上での演算と同じ演算結果が得られます。
  (CpCalcは新和実業株式会社の登録商標です)

次の入力に対応します。ジルコニアOセンサは,補助アナログ入力端子に直接接続できます。(注2)

  炉温(℃)・ジルコニアOセンサ起電力(mV)(炉内CO分圧は固定値を設定)
  炉温(℃)・ジルコニアO2センサ起電力(mV)・炉内CO分圧(vol%)(測定値) 
  炉温(℃)・炉内CO分圧(vol%)(炉内CO分圧は固定値を設定)
  炉温(℃)・炉内CO分圧(vol%)、炉内CO分圧(vol%) (測定値)

   具体的な機種選定はこちらからご確認ください。

UT75Aのラダープログラム作成機能を活用することで,他社製の古いCP演算器・制御器と同等の機能を
  UT75Aのラダープログラムによる設定でUT75Aの入出力端子に割り付け,互換性を持たせることができ

  ます。

炉内雰囲気のエンリッチ制御(PID制御、またはPI制御)まで1台で可能です。

制御出力は一般型(ON-OFF出力、DC4-20mA出力)または位置比例型が選択できます。

  エンリッチ制御に電磁弁,マスフローコントローラ,コントロールモータが利用できます。

CP値の制御目標値(SP)を最大20種類までプリセットできます。またその切替は外部からも容易に
  できます。

RS-485通信(Modbus),CC-Linkなどよる外部のPLCなどとの通信に対応します。

バッチ炉の場合,処理途中でのCPの制御目標値(SP)を変更が接点入力,通信機能等で容易にできます。
  バッチ型ガス浸炭炉において,浸炭期と拡散期とで雰囲気のCPの制御目標値を容易に切り替えることができ
  ます(PLCやプロコンからの接点信号やCC-Link等を利用してでCPの制御目標値の切り替えもできます)。

プログラム制御機能の利用により,CPの制御目標値を切り替えることもできます。
  (プログラムは1パターンのみしか持てないため、プログラムの入れ替えにはCC-Link通信などのオープン
  ネットワークを利用し、外部のPLCからUT75Aのレジスタを直接書き換えることで対応します)。

新和実業株式会社からご購入の場合、内部のCP演算のラダープログラム等を設定済みの状態で出荷しま
  (通常はラダープログラムを炉メーカーまたはユーザーが組むことになる計器です)

UT75Aの設定やラダープログラムを利用することでご希望により例えば次のようなこともできます。
  @制御盤に外部に設置した2位置のセレクトスイッチとの組み合わせで,制御の「自動/手動」,
   「RUN/STOP」の切替(従来,カムスイッチを使って「自動/手動/保持/切」を切り替えていた

    ものをセレクトスイッチ2個で代替)
  AジルコニアOセンサの起電力が設定したある一定値を超えたときにスーティング発生の警報を出力
  Bセンサ異常検出時に強制的にUT75Aの制御を「STOP」とし,エンリッチ制御出力を0%とする
  C他社製CP演算器・制御器と完全互換の設定とする

様々な入力・出力の組み合わせが選択できます。

2ループモデルの利用により,1台のUT75Aで2カ所のCP値の演算・制御ができます(CO%は固定値)。

  (注1)温度は,K熱電対,R熱電対等,UT75Aの測定入力端子(PV入力)を利用します。
     新和実業株式会社から出荷する場合の初期設定はK熱電対またはR熱電対としています。
     温度入力のバーンアウト設定は,ダウンスケールで設定します(これにより,熱電対入力の異常
     時にCPの演算値が2.000%となるため,強制的にエンリッチ制御を停止させることができます)。


 (注2)ジルコニアO
2センサの起電力は0.000-1.250Vレンジ(入力インピーダンス10MΩ以上)を選択
     できる補助アナログ入力端子に入力します。


 (注3)炉内CO分圧および炉内CO
2分圧は赤外線分析計からの出力をDC1-5VまたはDC0-1Vの直流電圧で
     リモート入力端子に入力します。入力値に対して計器内部でスケーリングの設定が必要です。
     なお,炉内CO分圧は固定値を設定することもできます。


 (注4)CpCalcを利用したCP値の演算は、事前にお客様にてご確認頂けるよういたします。

 (注5)UT75AにはジルコニアO2センサの出力インピーダンスのチェック機能はありません。

     CpCalcとポータブルCO/CO2分析計を利用したジルコニアO2センサの精度確認方法はこちらから。





GX10/GX20ペーパーレスレコーダによるCP値演算とエンリッチ制御

横河電機株式会社製のGX10/GX20/GP10/GP20/GM10の演算機能オプション(/MT)付のモデルには、UT75Aの/CPオプション付きのモデルと同様に、CpCalcによるCP演算式が初期導入されています。
これを利用することで、1台の記録計でCP値の演算、制御、炉温の制御(/PGオプション付の場合プログラム制御も)、温度の記録等が可能です。
(位置比例出力はありませんので、コントロールモータによっては外付けの電電ポジショナの追加が必要になります。)

UT75Aの/CPオプション付と同様に、炉温+CO%(固定値)+O2センサ起電力、炉温+CO%(実測値)+O2センサ起電力、炉温+CO%(固定値)+CO2(実測値)、炉温+CO%(実測値)+CO2(実測値)からのCP値演算に対応しています。

横河電機株式会社GX10ペーパーレスレコーダに対して、PID制御モジュールを2台、アナログ入力モジュールを1台搭載し、GX10本体に演算機能(/MT)を指定することで、最大四つのCP値演算とエンリッチ制御が同時に可能です。入力は炉温、CO%、CO2%、ジルコニアOセンサの起電力に対応します。サイズは144mm角です。

GX10には、拡張ユニットを追加しない状態で、最大3台のPID制御モジュールを搭載できますので、CO%を固定した上でジルコニアO2センサを接続したCP値の演算で、最大6ループの制御が1台で可能です。連続焼入炉等での複数ゾーンのCP制御を1台のGX10で実現します。

GX10/GX20/GP10/GP20/GM10用のGA90XAおよびGA90UTのアナログ入力抵抗は2Vレンジの場合1MΩであるため、一部のジルコニアOセンサは計器側の入力抵抗不足から、直接接続できない場合があります(国内で入手できるジルコニアOセンサの場合、ほとんど問題はありません)。その場合、一旦、入力抵抗が10MΩ以上ある信号変換器(例えば、エム・システム技研製SVにカスタム仕様「/X1」を指定し、入出力のレンジをDC0〜2Vを指定した10MΩ以上の高入力抵抗入力のカスタム仕様)を追加して対応することになります。
また,CP演算用の温度入力のバーンアウト設定はUT75Aの/CPオプション付きでの設定に準じた内容にする必要があります。

横河電機株式会社GX10ペーパーレスレコーダにPID制御モジュール(/PGを指定してプログラム制御仕様とする)を1台を搭載することで、1台でガス浸炭炉の温度のプログラム制御とCP制御が可能です。サイズは144mm角です。
この仕様で、2020年に製造が中止され、古くなったAzbil株式会社製のDCP552mkUの炉温とCP演算制御を置き換えることは不可能ではありませんが、GX10が外部からの接点入力の立ち上がりエッジによるセグメント切替(ADV)などに対応していませんので、この場合、制御盤側に信号変換用の小型のPLCを追加するなどの対応が必要になる場合があります(ケースバイケースでの対応になります)。

CP値の演算式がCpCalcのものに変更となりますので、Microsoft Excel版CpCalcを利用して事前に演算の評価も必要です。

GX10に搭載可能なPID制御モジュールにはDCP552mkUにあるジルコニアO2センサの出力インピーダンスをチェックする機能はありません。

詳細は弊社までお問い合わせ下さい。


ご参考・CpCalc(シーピーカルク)のご案内

フレームアレスタの図面のイメージCpCalc

ガス浸炭炉などの雰囲気において,カーボンポテンシャルを計算するプログラムです。
 
赤外線CO/CO
2分析計と合わせて利用することでジルコニアO2 センサの精度確認に利用している事例もあります。

CpCalcの名称とロゴはは新和実業株式会社の登録商標です。














関連する情報のご案内

新和実業株式会社では、ガス浸炭炉,焼入炉の雰囲気制御システム構築に当たって、以下のようなものも一括で御社に納入することができます。もちろん、制御システムや分析計盤の設計・製作・据付もできます。
  1. 赤外線分析計本体(CO2、CO/CO2、CO/CO2/CH4など)(ポータブルタイプも選定可能)
  2. 五方弁,各種電磁弁,配管材,継手,バルブ,シールテープなど
  3. フレームアレスタ 記録計各種(CP値演算機能付きのペーパーレス記録計もございます) コントロールモータ
  4. 校正ガスボンベ用レギュレータ
  5. 酸素分析計
  6. ホットホース
  7. 鏡面冷却式露点計・センサ式露点計
  8. ガスサンプルポンプ
  9. エンリッチ制御機能付 CP演算器 (CpCalc搭載)
  10. 電子冷却式ガスクーラーおよびドレンポット
  11. 一次ガスサンプルフィルタ・二次ガスサンプルフィルタ・三次ガスサンプルフィルタ(メンブレンフィルタ)・
    フィルタエレメント各種 サンプルガス流量計
 など(詳細は新和実業株式会社にお問い合わせ下さい)

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