2007/04/22(日)

穀雨・・・一雨ごとに草木もどんどん伸びる
タンポポだって、雑草だって例外じゃない。

春の花が一斉に咲き出した。
去年買ったナデシコの鉢植えが今年も花を咲かせた。
花の終わり頃に露地植えにしたのが良かったのか。二度美味しい気分!




息子が種から植えたネギも元気一杯に花を咲かせている。
このネギ、我家ではもっぱら観賞用で収穫をしたことがない。
しかし、枯れることもなく、次々と芽を伸ばし年中青い常緑樹のようだ。

春のもみじの赤も良い。紅葉とは違った新緑の赤?は瑞々しい。

アイリスも逞しいものだ。何処からやってきたのか植えた記憶もないのに
いつの間にか花を咲かせていた。
そして、その球根は分裂して、増殖して、庭のあちらこちらで葉を伸ばしている。




左は去年生れたミドリガメ。
温室内の環境を整えたらやっと孵化した。
尻尾が異様に長いのは、子供の時期の特徴なのだろうか。
それでも、たくさん生れたミドリガメもイシガメも越冬はしたものの、
何匹が死んでしまった。大人になる生存率は低いらしい。
しかし、暖かい日にヨチヨチ歩く姿は、のどかでかわいい。
右は人も犬もハトをも恐れぬ親ミドリガメ君です。

我が庭で暮らす生き物たちは、犬も亀もキジバトも
雀もヒヨドリも、みんなドックフードを食べて大きくなり、皆毛艶もよくすこぶる元気である。
ドッグフードありがとう!






2005/12/04(日)

今日は冷たい雨が降っています。
昨日のニュースでは、高山は雪が降っていました。
いつの間にかそんな季節になったのですね。

今朝、近所のおばさんから貰った柿を干し柿にしてみました。
このオレンジはなんとも温かな風情がありますね。
無機質な物干し台が一変に明るくなりました。

 


もう一つけなげな季節外れのリラ(ライラック)をお見せします。
我家のリラは例年春先に花を咲かせます。
ライラックまつりで有名な札幌でも、
400本あまりの木々が大通り公園の皐月の空に芳しい香りを放つそうです。

そんなリラが何を思ったのか、今頃咲いてしまいました。
その訳は、虫に食われた葉々が全て落ち、
暖かさで新芽を出し、
春がやってきたと勘違いした花が開花したのでしょう?

自然は花を咲かせるサイクルを律儀に記憶し、
狂った季節に戸惑いながら
恥ずかしそうにそっと花を咲かせるのです。
なんと『けなげ』なことでしょう・・・。

 




2005/11/14(月)

地球温暖化のせいか、冬の訪れも幾分遅くなっているように感じます。
しかし、11月も半ばともなるとコートもそろそろ欲しくなってきました。

庭の風景も冬支度のようです。
紅葉と落葉と実りと、冬の花の登場です。
そして、温暖化の賜か、季節外れの花々も・・・・。

この時期なんと言っても庭にあって目を引くのは、赤く色づいたドウダンツツジです。
暖かな日差しに映え、燃えるようです。





紅葉と言えば、雑草の一部になるんでしょうか?
カラスウリ(キカラスウリ)も黄色く紅葉し、まあーるい青い実をつけました。
この実の種は打ち出の小槌のような形をしているので、
お金の溜まる縁起物としてお財布などに入れると良いそうですよ。(^-^)/

  


夏の暑さに負け、草むしりをサボったお陰でこんな紅葉も見られます。
ネコジャラシです。モミジに負けない深い赤と穂の綿毛のコントラストがきれいだったのですが、
残念ながら写真ではその様子をお伝えできないようです。




そして、実りの秋。今年もたわわに金柑が実のりました。
陽に輝いてほら、こんなにオレンジ色がまぶしいです。
また朝の食卓で金柑ジャムが楽しめます。(^-^)



マンリョウ(万両)の実もちょっぴり色づいてきました。
お正月のいけばなと言えば、、縁起物としてセンリョウ(千両)がポピラーです。
しかし、万両だって千両に劣らず立派な縁起物ですし、
増してや「千」より「万」のほうが上に決まっているではありませんか?
なのに・・・
万両は枝葉が伸びやかでないことと、実が下向きにつくので
赤のおめでたさが強調できないことが、いけばなとして不採用となった要因のようです。
しかし、このひたむきさが庭にあっては可憐ではありませんか?





寒さに向かって咲く花は、華やかではないけれど清楚な美しさを持ったものが多いように思います。
サザンカ(山茶花)も小菊もそんな花たちの代表です。

 


今年、生れて初めて見たシクラメンの実は、弾けてたくさんの種を散し、
たくさんの芽を出しました。
シクラメンは買うもの、と思っていただけに嬉しい驚きです。
さあ、どんな花を見せてくることやら・・・。
*シクラメンの実はこのページ下スクロールにて、2005/06/19(日)をご覧ください。



こちらもお得感一杯の三つ葉の新芽です。
今年三度目くらいの収穫になると記憶しています。
春に胡麻和えで食べ、夏にかき揚げにし、
さて、これからはやっぱり鍋で楽しみたいですねー。うふっ。




今回最後のご報告は季節外れの番外編です〜。
四季咲き?のツツジ一輪とタンポポさん、どうぞっー!!

 

みなさん、今年の冬も手洗い、うがいをしっかりと風邪などひかれませんように。(^-^)/




2005/09/04(日)

9月になりました。
真夏日に熱帯夜、とクーラーがフル稼働した日々も、やっと朝晩涼しくなりました。
虫の音も何処からともなく聴こえてきます。
自然は着実に秋の気配ですね。

庭には相変わらず「百日紅い」と書くサルスベリが濃いピンクを誇らしげに保っています。
この幹肌はつるつるして、猿でも滑ってしまうほど。
という読みを合わせ、百日紅(サルスベリ)という名がついたらしい。
街路樹に、庭木にと、本当に花の時期の長い花だけに、鬱陶しささえ感じてしまう。
とは、わがままなものである。





もう一つ名がユニークなものにボケがある。
我家のボケは年に何度か花を咲かせ、実をつける。
だからボケ?などと思っていた。(^^;)

ボケは、この木の実が瓜に似ていたことから木の瓜「もっけ」が「ボケ」になったそうだ。
実は咳止めとして果実酒にしたり、乾燥させ漢方薬としても処方されるらしい。
さて?この「もっけ」どうしたものでしょう〜?




実りと言えば、ししとうも真っ赤に色を変えはじめてきた。
このところ、著しい成長に食が追いつかない。
で、完熟した実が色を赤くする。

この苗は息子が園芸店で買ってきたもので、
同じ一本の木でありながら、唐辛子のようにもの凄く辛いものと、
全く辛くないものとがある。
食卓に天ぷらやフライにして出すと、
今日は当たり!!とか。
はずれ!!などと辛さに一優しながら食べる。
まるで食のロシアンルーレットさながらだ。(^^;)





食用ではないが、ジンジャーの花が咲き出した。
この花は、しょうがやみょうがの仲間で、葉っぱを見るとなるほどと思うくらい同じ葉を持っている。
花は純白の白が目にも爽やかで、香りもまたその爽やかさを倍増させる芳香を放っている。
私はこの花を見ると、ある女性を思い出す。

今年の5月、その女性は、このジンジャーのような純白のドレスに身を包んで、
優しい微笑を浮かべた紳士と並んだ写真を送ってくれた。
末永いお幸せをお祈りしたい。
(^-^)




以前、ここでもちょっと書いたことがある、刺されるとひどく痒い蛾の幼虫が今年も孵った。
どうもモミジやカエデの木が好きらしい。
葉の裏一面にびっしりついた様子は鳥肌が立ってしまう。
この緑鮮やかな蛍光色を見かけたら要注意です。
名は「ヒロヘリアオイラガ」。毒蛾の一種です。
WANTED !


みなさん暮々も触ってはいけませんよー!




2005/07/28(木)

今年もサボテンの花が咲きました。
名前はキメンカク(鬼面角)
ちょっと怖そうな名ですが、花は見目麗しき乙女のよう。
夜咲いて、明け方には閉じてしまうので、
開花の豪華さが撮れません。
私は特にこの角度からの姿が好きです。うっとり。




そして、もう一つの「鬼」の紹介です。
こちらも名にそぐわない素朴な美しさがあります。
オニユリ(鬼百合)です。
雑草の中でたくましく咲いています。





2005/07/18(月)

今日は「海の日」とばかり梅雨明けを思わせるような強い日差しでした。
空梅雨と言われながらも、後半は被害をもたらすほどの降りようでしたね。
もっと満遍なく降ってくれたらいいものを・・・。

数日前、網戸にとまる黒いモノを見つけた。
ゴ、ゴキブリッ!!
いえいえ、ゴマダラカミキリムシでした。

以前、息子が先生宅からいただいてきたことがあり、
その時、こいつにそんな凄い力があるなんて思いもよらず、
虫カゴから飛び出し、
リラ(ライラック)の木を枯らしてしまったのには驚いた。

その木はたくましくも切り株からまた蘇った。
今はこんな太い木になり、
春には白い花を咲かせ、甘い芳香を放つようになった。

そのカミキリムシが!

フラッシュに驚いたのか?私に驚いたのか?
何処かへ飛び立った。
被害がないことを祈ろう〜。


http://kamikiri.hp.infoseek.co.jp/gomadara.html




2005/06/28(火)

梅雨は何処へ行ったのか、庭の土は乾ききって細かくひび割れ、
草木も勢いがない。

そんな中、一際鮮やかに真っ赤な花を
スッーと伸ばしているのは、モントプレチアだ。
なんだかイタリアのワインのような名だが、
和名をヒメヒオウギスイセン(姫檜扇水仙) という。
繁殖力が強く丈夫な花だそうだ。
フムフム
http://www.interq.or.jp/earth/shima13/x-montoburetia.html

庭の奥に入ってみると
完熟した梅が数個落ちている。
木にはまだいくつかの実がついたままだ。
もいでみると、プラムのようななんとも甘い香りにかじってみたくなるほどだ。
完熟の梅は梅干にするのが良いと聞いた覚えがある

しかし、収穫はたったこれだけ・・・だった。




2005/06/19(日)

今日、睡蓮が白い小さな花を咲かせた。
金魚の防護用金網の間から、けなげに、可憐に、ひっそりと咲いている。(^-^)

それからそれから、はじめて見ました!
シクラメンに実がつくのですね。(^^;)
一つは弾けて種を落としたようで、小さな菜種のような種が幾つか殻に残っていた。

ネットで調べてみると、
私のような驚きの声が満載だった。
どうも今年はシクラメンにとって、種子を残すのに良い気候だったらしい。

それにしてもこの丸い実は、なんとも可愛らしく葉影に頭を隠していた。
こぼれた種はどんな芽を出すのだろう。
これもまた楽しみなことである。

睡蓮とシクラメンの実

      


2005/06/17(金)

今年の梅の実はひときわ大きい!例年の倍はありそうだ。
しかし、数は例年の1/3くらいで、
量より質ということか?(^^;)
されば、味が楽しみである。

紫陽花もここ数日でちょっと色づいてきた♪

カメがなにやら騒がしい。
梅雨の少しの晴れ間に甲羅干しをしようとよじ登った温室の桟から足を踏み外したようだ。
かわいそうなので、起こしてあげることにした。





2005/06/11(土)

今日の名古屋は雨。東海地方は梅雨に入ったそうです。
こんな日に似合う花は、
もちろん、紫陽花と強い芳香を放つ梔子(gardenia)だ。
一雨ごとに色を増す紫陽花は、まだ薄いブルーが初々しい。
これから色を増す様が楽しみである。

そして、梔子は湿気の多い日には特に香りを強く感じる。
今年は梔子の当たり年のようだ。何処の庭でも枝一杯に白い花をつけている。
あの肉厚の純白な花弁が深い緑の葉に清々しい。




2005/06/09(木)

我家の庭には、実にたくさんの動植物が日々暮らしている。
ペットの犬のAndy、名無しのミドリガメ、イシガメが数匹、

 
Andy

キジバトのポポちゃん、
これはもうかれこれ13年になるが、
ここに越してきた時から、ずっと餌をあげ続けてきた
何世代目かの番とその子供たちである。


ポポちゃん&いも虫

蛇も時々見かける。トカゲも、ヤモリもだ。
今は見ることが無くなってしまったが、
10年ほど前は、ガマ蛙がぼこぼこと夜の庭で黒い影を作っていた。
夜店で買った金魚もピータンのカメの中で睡蓮の陰に2匹が泳ぎまわっているいる。

ハト以外にスズメ、メジロ、意地の悪いヒヨドリ、
スズメの親分のようなツグミ。
数年前までは、鶯も歌声を磨いていたものだ。
最近はカラスもやってくることがあるが、これだけはゴメンである。

もう一つ歓迎できない鳥は、白鷺だ。
こいつはスゴイ!何処からこの小さな水辺を見つけるのだろう?
金魚を狙って、2匹残りに食べてしまったのだ。


夏には蝉が飛び交う。蝶も舞う。勿論、その幼虫たちも元気だ。
蛾の幼虫は注意が必要だ。
これに刺されるとたまらない痒さだそうだ。
幸いにも私はまだ、その経験がない。

とにかくこの生きものたちが元気に暮らしていけるのも、
その環境を支えるこの庭があるからである。
決して手入れの行き届いた庭とは言い難い。
雑草が元気にのび、花を咲かせる。
木々も、草花も、四季折々の表情を見せてくれる。


いい香りの珍至梅(ちんしばい)とアルストロメリア

野菜も何種類かある。
三つ葉などはもう、すっかり野生化してしまった。
年に何回か芽を出し、花を咲かせ、種を落とすサイクルが出来上がっている。
そして、時に、食卓でその香りを楽しんでいる。

三つ葉、パセリ、ナス、ピーマン

この日々の移ろいを四季折々ここに書いてみようと思う。