2001/7/16(月)

 旬を求めて・・・魚屋さん、八百屋さんを覗いてみました。

たくさんの色とりどりの果物、野菜たち、銀色に輝くさかなや、
赤い顔が恥ずかしそうなキンキ‥
さあ・・・どれが旬のものなのかしら?

魚屋さんの今が旬は、近海物ですと、アジ、スズキ、
メヌケ(キンキ、アカウオ)、カマス、マイワシ。

貝でしたら、サザエ、シジミ。川魚ですと6月20日解禁のアユだそうです。

今年はいわしが豊漁です。
こんな年はサンマもたくさん捕れるそうですよ。おいしいサンマが安く買えるという事ですよね。
楽しみにしましょう。

アジは日本の家庭で食べられる魚のNO.1。味がよいという事でこの名がついたそうです。
種類も多く、一般に口にするものはマアジだそうです。マアジは最高級魚でお刺身にするそうです。
塩焼き、たたき、フライ、塩をして干物も美味しいとのこと・・・
アジの南蛮漬けも美味しいですよ。調理法はこちらです。

スズキは、夏場の高級魚。年齢と共に、コッパ、セイゴ、フッコ、スズキと、名が変わる出世魚です。それと共に脂ののりも多くなるそうです。
お刺身、塩焼き。

は清流の女王とも言われるそうです。以前、私が食べたアユはスイカのような匂いがしました。この香りは生息する川によっても違うそうです。最近では、養殖もの(4月ごろから出回る)も多く比較的安くもとめられます。
6月20日が漁の解禁だそうです。釣り好きにはたまらない魚だそうですよ・・・?
塩焼き、甘露煮、田楽。

はも カマス しじみ
関西では夏の魚料理には欠かせないものだそうです。 旬は8〜9月です。塩焼きが一番だそうです。 用シジミ、寒シジミといわれるように夏と冬に旬があります。

そして、貝類の旬はしじみ、サザエです。サザエはお刺身、つぼ焼きなど・・・いいですね。

魚の栄養については「健康に役立つ魚の栄養ランキング」をご覧ください。

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八百屋さんの今が旬を探してみましょう。

いつも店先にあるのがあたりまえの野菜たち、
キュウリ、トマト、レタス、ナス、ピーマン、カボチャ、ジャガイモ、玉ねぎ
実は夏の野菜たちだったのですね。
まだまだあります。枝豆、冬瓜、とうもろこし、こんなところでしょうか?
そして、果物です。
夏と言えば、スイカ、メロン、桃、プラム、ぶどう・・・・

湯上りのビールに枝豆・・・
冷たく冷えたスイカをガブリ
これぞ夏!

トマト ナス 枝豆
露地もののトマトはハウス栽培のものと比べるとビタミン類が3倍も多いそうです。これが旬のものを食べなさいと言われる所以でしょうか。
そのまま生で、シチューやミートソースにも。
ナスは一年中出回ってますが、6〜10月の旬が味もよく値段も安いそうです。炒めのも、田楽など如何でしょう。 7〜8月が旬だそうです。
ビールのおつまみに栄養面でも適しているそうです。アルコールから消化器系を守る働きがあるそうです。

冬瓜 トウモロコシ さつまいも(新もの)
日かげで風通しのよいところに置いておけば、冬まで保存できるそうですよ。
冬瓜汁、あんかけなどでいただきましょう。
トウモロコシの甘みは日がたつにつれて薄れてしまうので、新鮮なうちに食べるのがポイントだそうです。
タンパク質や脂肪、ミネラル、カロチン、も豊富な栄養価の高い野菜です。
そのまま茹でて。また、スープなどにも・・・

スイカ メロン
夏はやっぱりスイカです。
利尿作用が高く、腎臓病などに効果があるそうですが・・
マスクメロンは5〜6月が出回りの時期だそうですが、それ以外のメロンは6〜8月頃。様々な種類があり、昔懐かしい黄色い瓜の改良したものなでも多く見かけます。 7〜8月が最盛期。
8月初めには白桃、お盆を過ぎると白鳳と言う品種が出るそうです。どちらもジューシーで甘みもあり美味しいそうです。

プラム マンゴー
スモモの仲間です。
実の硬い時期に果実酒に漬け込んでも美味しいそうですよ。
国内(宮崎)産のマンゴーが出ました。輸入物ですと、黄色のカルフォルニア産、赤い色はメキシコ産です。
沖縄でも収穫されるそうです。どちらもまだ値段が高いですね。味は甘く完熟後出荷されたという感じです。国内産の強みでしょうか。ちなみに値段は1380円だったと思います。安くなる日を楽しみにしましょう。

旬がわからない・・・そんな言葉を良く耳にします。
私自身もその一人です。

野菜について言えば、
旬・・・・露地ものである。その時期たくさん出回っている。値段が安い。
こんなものが旬のものでしょうか?

日本は南から北に縦長の国です。
収穫時期も暖かい九州、沖縄から北海道へと北上しながら、それぞれ産地の旬を迎えていきます。
当然、旬の期間も長くなります。そして、はざかい期を埋めるようにハウス栽培などの収穫が加わってきます。
最近では輸入物も多いですね。
こうして年中店頭にいつもの野菜たちが並んでしまうのですね。

輸送、冷蔵、冷凍技術の発達、養殖、栽培漁業技術の発達により、
全国から素早く新鮮なまま市場に集って来る昨今。
私たちは日本中、世界中のたくさんの食材に恵まれ暮らしているのですね。

太陽の光を浴びた元気な野菜たち、自分の力で餌をとり生きてきた魚たちに感謝しながら‥
旬を、季節を感じいただいてみては如何でしょう・・

 ご協力いただきました。
名古屋市立徳川公設市場内
魚広さん、大松屋さん
ありがとうございました。


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